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2019年8月13日 (火)

護衛艦「かが」

 昨日のテレビ東京『池上彰の戦争を考えるSP 第11弾〜失敗は隠され、息子たちは戦場へ〜』を観た.八月の終戦記念日特番はNHKが先日,『マンゴーの樹の下で~ルソン島、戦火の約束~』と『この世界の片隅に』他の番組を組んだが,民放はやや寂しい.
『池上彰 …』は,もう一時間の放送枠があれば,もっと深く掘り下げた内容になったのにと思った.番組前半に海上自衛隊の空母型の護衛艦「かが」の中に峰竜太と相内優香 (テレビ東京アナウンサー) が乗り込んで艦内の各所を撮影紹介した.下の画像は,二人が艦内に入る時のテレビ画面をカメラ撮影したものである.
 
20190813a
 
 普通にテレビニュースを見ている人は知っていると思うが,自衛隊の護衛艦の名称は「あさぎり」や「あやなみ」のように平仮名で書く.一般には航空母艦と呼ばれる艦種は公称「ヘリコプター搭載護衛艦 」といい「はるな型」「しらね型」「ひゅうが型」「いずも型」の四艦級がある.「かが」は「いずも型」の二番艦である.「いずも型」の二隻は現在の中期防衛力整備計画で改修され,戦闘機を搭載できるようになる.(これに関する解説は《海上自衛隊「悲願の空母」になる「いずも」の実力》)
 さて,上の画像で峰らテレビ局クルーが通った搭乗口には「加賀」と大書した垂れ幕が下がっていた.番組中で池上彰が,旧海軍の空母は「加賀」であったが自衛隊の護衛艦は「かが」であると解説したにもかかわらず,垂れ幕には「加賀」と書かれている.これを見た視聴者は「なぜだ」と疑問を感じるに違いない.池上はこの矛盾について全く触れなかった.
 私見だが,防衛省・自衛隊としては,「かが」は戦闘機搭載艦に改修されることで,ミッドウェー海戦で沈没した空母「加賀」を象徴的に継ぐ艦船になるのだとの意識があるのではないか.
 こういうことに触れようとしない点が池上彰の限界だろう.

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