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2019年8月 9日 (金)

プライムビデオのインチキ

 先日,娘と雑談の折,アマゾンのプライムビデオのことに話が及んだ.彼女はなんでもスマホで済ませるので,プライムビデオ推しだった.私はプライム会員だが,買い物にしかアマゾンを使っていない.そこでプライムビデオがどんなもんだか,Fire TV Stickを買ってテレビに接続してみた.
 ところが,プライムビデオのキャッチ・コピーは「対象の映画・テレビ番組が見放題」だが,「対象の映画」が非常に少ないのには驚き呆れた.これじゃあほとんど詐欺だ.
 無料の作品数は少ない上に,洋画でも邦画でも,映画史に残るほどの質の高い作品は皆無である.何が悲しくてこの歳になって『ビリギャル』とか『クレヨンしんちゃん』なんぞを見にゃならんのだ.年寄りを馬鹿にするのもいい加減にするがよい.
 多少でも「観てみるか」とそそられる作品は,すべて有料である.しかも,これまた作品数が非常に少ない.私のDVDコレクションより遥かに少ない.考えるまでもなく当然のことであるが,タダでうまい話があるはずがないのであった.
 アマゾンの通販でも「プライム会員は配送料無料」と宣伝しているが,アマゾンのプライム価格は実店舗価格に配送料を上乗せしているものが大半だ.例えばスーパー店頭で百五十円前後で販売されている鯖水煮缶詰が,アマゾンでは二百数十円で売られていたりする.
 プライム会員のメリットは,商品発送が速やかであることだが,それも最近は,到着まで一週間もかかるものがでてきた.
 そういう不満と文句はあるが,アマゾンなしでは生活に支障がでることもある.驕るアマゾンは久しからず,という具合にはいかないのが残念だ.

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