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2019年2月14日 (木)

中途半端な逆張り (一)

 いわゆるバイトテロだが,テレビの情報番組のMCが揃ってバイトテロを非難しているのは,スポンサー企業が番組提供から降りてしまわぬように,番組内容をリードする責任があるから当然だ.
 しかしコメンテーターの場合は,そこまでの責任はないから,むしろおもしろいコメントが求められる.ただ,立川志らくが「テロをやったやつに一億円の損害賠償をすりゃいい」と,常識的なコメントをしたのは,志らくには本業がきちんとあって,コメンテーターで飯を食っているわけではないからだと思う.ところが,テレビ芸人はそうはいかない.ウケないといけない.だからバイトテロ擁護論が出てくる.
 バイトテロを擁護する論者には二種類ある.
 一つは「バイトというのは昔からああいう事をやってきたのであって,騒ぎになっているのはSNSに投稿したからだ」とする意見.これに与しているのはカンニング竹山や古市憲寿だ.古市憲寿はいかにもそんな事を言いそうな顔をしているし,カンニング竹山は,昔自分もやったと言っている.w
 もう一つは,ネットに記事を書いているライターに多い意見だ.代表格は窪田順生である.
 窪田は《「バイトテロ」は訴えても抑止できない、3つの理由 》 (1~6まで分割掲載) で,「バイトテロが発生する真の理由は,バイトの時給が低いことである」としている.
 頭の悪い人は,これだから情けない.
 例えばセブンイレブンがバイトの時給を1,500円に破格の増額をしたとする.その後,ローソンやファミマでは引き続きバイトテロが発生するのに,セブンではバイトによる犯罪行為がなくなったとする.
 すると,ローソンやファミマもバイトの時給を1,500円にせざるを得ない.そうなればセブンは,バイトテロ抑止力を失い,時給1,500円でもバイトテロが起きるようになる.これが「見えざる手」による企業間競争だ.言い換えれば,バイトテロが,バイトの時給を引き揚げさせる恐喝のツール化する,ということである.
 つまり窪田は,現在は愉快犯であるバイトテロを,恐喝の道具にしなさいとけしかけているのだ.だが,窪田本人にはその自覚はないだろう.頭わるいから.w
 いや,頭がわるいからではなく,そのような逆張り的意見を書かないと,ネット上で無視されてしまうからだろう.どうせ逆張りするなら「バイトテロして何が悪い」とまで開き直ればおもしろいが,そんな度胸は窪田にはないから,「悪いのはバイトテロをやる本人だが,しかし彼らの時給があまりにも……」という,腰の引けた話の展開をする.いつものことだが,窪田は中途半端だなあ.w

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