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2018年11月18日 (日)

介護される側の心

 朝日や読売などが伝えたところによれば,吉野家が大阪府吹田市の新店舗で昨日から「やさしいごはん」の提供を始めたという.これは高齢者向けで,飯の盛りを減らしたり,おかゆにしたりしてエネルギーを減らし,かつ塩分も通常の並盛の半分 (0.9g) に抑えた.さらに,牛肉を細かく刻んで嚥下しやすくした特徴があるらしい.
 植木不等式によれば,ラーメン,カレー,牛丼は会社員の三大栄養素であるが,栄養バランス崩れまくりの食事の代表格でもある.だがしかし,一ヶ月に一度くらいは健康なんぞ無視した糖質偏重飯を食ってもいいんじゃないか.それに,一食あたりの塩分が 0.9g というのはかなり優秀だ.吉野家から帰宅したあと,野菜や海藻などをたっぷり摂れば,これは高血圧対策の強い味方になるかも.
 というわけで,私は個人的には,おかゆの牛丼を食ってみたい.
 だけれども,たぶんこの新商品は失敗するのではなかろうか.試みは吹田の新店舗だけで尻すぼみかと.
 というのは,刻み食を必要とする高齢者は要介護状態であり,そういう人が元気に吉野家に出かけるとは思えないからである.w
「やさしいごはん」は通常メニューよりも五十円~百円高いという.それは「やさしいごはん」を通常メニューと別の鍋にするからに違いない.だったら特に刻み食なんか作らずに通常品の白飯をおかゆにするだけでいいから値上げしないほうがいいと思う.

 昨日,テレビをオンにしてNHKを観たら『NHKスペシャル 人生100年時代を生きる 第1回「終の住処はどこに」 』の放送終了寸前だった.
 司会の井上二郎アナが番組の最後で,ゲストの阿川佐和子さんに「人生百年時代の豊かな老後についてどう考えるか」旨の質問をしたところ,阿川さんは「老後が豊かなわけがない」と即答した.体力も記憶力も衰えた高齢者は,最後は「生きていてすみません」という気になってしまうからだという.生きる目的もなく,ただ介護される日々.そんな老後が豊かなはずがない.
 さすがは当代きって才女である.今の高齢化対策は,介護をする側をどう支援するかという視点で進められているわけで,介護をされる側の心のことは考えられていないのだ.
 この問題を突き詰めると,尊厳死のことに至るわけだが,そもそも,NHKが人生百年時代なんぞと騒ぎ立てること自体が,能天気だと思う.私は,そう遠くない時に日本人の平均寿命の延びは止まるような気がする.
 
 話のマクラと本文の繋がりが単に高齢者というだけで,何が言いたいのか不明だとのお叱りは甘んじて受けたい.実は二つの話を単に並べただけなのである.ヾ(--;)

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