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2018年11月28日 (水)

小言幸兵衛「暴走老人との決めつけ」

 先日の記事《共感力 》に《大竹まことが,ほんのちょっとのことで泣いてしまうと番組中で述懐していたが,大竹と義務教育同学年の私も全く同じだ 》と書いた.
 渡辺正行は六十二歳だから私よりもずっと若いのだが,テレビの旅番組で美しい風景をみてはボロボロと泣いている.
 PRESIDENT Online 掲載の《 "キレる老人"原因を医師分析 》と題した記事によると,ちょっとしたことですぐ泣くのを「感情失禁」とか「情動失禁」というとのことである.
「失禁」は自分の意思に関係なく大小便や涙を排泄してしまうことと Wikipedia【失禁】に書いてあるが,失禁と聞くと普通は大小便のおもらしを想起するだろう.美しい風景を眺めたり,感動的な映画を観て思わず流す涙を失禁と呼ぶのはやめて欲しいと老人の私は思う.何かよい言葉はないものか.年寄りが感情を抑えきれずに泣くのは,ほろほろと泣くのであり,あるいは嗚咽するのであって,わあわあ号泣するわけではないから,医学方面の用語を感動落涙とかにしてくれないか.
 
 さて,《 "キレる老人"原因を医師分析 》の筆者は,記事の終わりに近いあたりで,沢田研二を暴走老人の仲間に入れている.

この「脱抑制」のせいで感情をコントロールできなくなる高齢者は少なくない。今年10月にライブをドタキャンした歌手の沢田研二さんも、その1人のように私の目には映る。
沢田さんを高齢者扱いすると、ファンの方の反感を買うもしれない。しかし、もう70歳なのだから高齢者の範疇に入る。また、加齢による「脱抑制」が起こっても不思議ではない年齢である。だから、さいたまスーパーアリーナでの公演直前に、9000人の集客予定が7000人しか集まらないことを知って激怒したのは、「脱抑制」によって感情をコントロールできなかったからではないかと疑わずにはいられない。

 この記事の筆者は精神科医の片田珠美という女だが,沢田研二本人の診断をしてもいないのに,芸能ニュース記事を読んだだけで沢田研二について名指しで書くなと言いたい.まことにもって非常識極まりない.それでも医師か.
 片田珠美は,沢田研二を暴走老人だと決めつけたい情動を抑制できなかったものと思われる.それは,《私の目には写る 》とか《疑わずにはいられない 》という,科学的根拠に基づかない,感情的な言葉が用いられているところに現れている.片田珠美は,前頭葉が委縮していないかどうか,検査してもらったほうがいいのではないか.

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