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2018年11月19日 (月)

日本スゲー ヾ(--;)

 中国の高級ホテルの衛生管理が極めて酷いという,中国版ツイッター・微博に投稿された動画について,今朝のテレビ各局のニュースショーが報道した.
 そのうちの『ビビット』には,ホテル評論家の瀧澤信秋氏がVTR出演してコメントを述べた.以下はその画面のハードコピーである.

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 瀧澤氏のような著名な評論家が太鼓判を押すのだから日本の高級ホテルもビジネスホテル (高級ホテルの対語は低級ホテルかと思うが違うらしい) も,中国の高級ホテルのようなことはないのだろう.
 なぜかというと,日本のホテルは徹底した衛生管理がなされているし,清掃がきちんとできているかどうかに関して,清掃担当者と管理者による二重のチェック体制ができているからである.さすがは日本だ.日本スゲー.
 
 さて昨年の十一月二十一日から二十二日にかけて,私は徳島の大塚国際美術館を訪れた.一泊目は宿は徳島駅から少し離れた「徳島グランヴィリオホテル」を予約しておいた.
 このホテルは,宿泊料金は七千六百円で,やや安めの中級クラスだが,室内,ベッド,バスともにきれいに清掃されていて,実に快適なホテルだった.
 二泊目は徳島駅前にある「ダイワロイネットホテル徳島駅前」だったのだが,夕飯の際にしこたま酒を飲んだので,朝起きてから風呂に入ることにした.ところが翌朝,バスルームに入ってみたら,浴槽の中と縁の上に人間の体毛 (はっきり書くと陰毛) が多数貼りついていた.全く清掃がなされていないことが明白だった.しかも,ユニットバスルームの床は抜けた毛髪だらけであった.
 極めて不衛生と思われたので,便座は持参の消毒薬で清掃し,歯を磨くときにも洗面台の上に置かれたコップは使わないことにした.
 これで宿泊料金は八千七百八十円で,徳島グランヴィリオホテルよりも高いのである.
 私は,メモ用紙に部屋の清掃が極めて不衛生である旨を具体的に書き,チェックアウトの時にフロントの従業員に手渡した.清掃担当者が給料泥棒のクズだと,室内の机の上にメモを残しても破棄されてしまう恐れがあるからである.
 私は,すぐにホテルから「御指摘ありがとうございます.従業員の教育を徹底いたしますので,今後もよろしくお願いします」というメールがくるものと思ったのだが,ナシのツブテであった.顧客のアドバイスを無視するとは,ダイワロイネットホテル徳島駅前はフロントも給料泥棒のクズだと思われた.
 
 さて今回の中国のホテルの件に関して,評論家の瀧澤氏は,日本のホテルは衛生管理が徹底しているから大丈夫と言うが,どこを見てそんなことを言っているのか.瀧澤氏は,日本のホテルは「ほこりがあるか?」をチェックしていると言うが,それよりも「陰毛があるか?」をチェックしてほしいぞ.日本ヒデー.
 
 ダイワロイネットホテル徳島駅前ほど酷くはないが,今年の十月二十日に近江の仏像を鑑賞するツアーで泊まった「アーバンホテル南草津」も不愉快なホテルだった.浴槽は清掃されていたが,ユニットバスルームの床に陰毛が数本散らばっていた.このホテルも二重チェックなんかやっていないことが明らかだった.
 
 経験則だが,部屋履きのスリッパがディスポのホテルは,比較的清掃が行き届いているように思う.あのスリッパがビニールだと本当に情けない.不潔感極まる.私は昔,ホテルのスリッパで水虫に感染したことがあるのだ.以来,旅行の際はディスポのスリッパを持参することにしている.それから便座の消毒剤もね.

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