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2018年6月26日 (火)

初めての台湾 (八)

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* 前回の記事《初めての台湾 (七)
 
 ツアー三日目は,台湾鉄路管理局平渓線の終着駅である菁桐駅 (Wikipedia【菁桐駅】) まで団体バスで移動し,ここからローカル線の乗車体験をする企画だ.
 
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 行先は十分駅だ.九份は「份」で,十分は「分」だが,意味というか歴史というか地名の由来的に関係があるらしく,現地ガイドRさんが説明してくれたが,忘れてしまった.ヾ(--;)
 十分駅で何をするかというとランタン飛ばし (天燈上げ) だ.平渓線は運行がまばらなので,観光客は線路に立ち入り,ランタンを飛ばして遊ぶのである.
 十分駅の線路沿いには商店が立ち並んで,Wikipedia【十分駅】 に
 
線路沿いの飲食店・民芸品店・ランタン店は合わせて140軒あり、これらは線路すれすれの場所に位置しており、列車入線時には写真を撮る人や手を振る人で賑わう。
 
と書いてある通りの賑わいだった.
 
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 ぶらぶら見物しながら歩いていたら,商店街のはずれに縁日屋台的な店があった.その店の食い物がとても旨そうだったので,私は朝飯を食って間もないのに買い食いしていたら,添乗員のSさんもその店にやってきて,この店,おいしいんですよ,と言った.
 Sさんは台湾の仕事が多いのだそうで,台湾のB級グルメは詳しそうであった.
 
 さてランタン (天燈,天灯,スカイランタンとも) は下の写真のごときビニール風船的熱気球で,Wikipedia【天灯】によれば,本来は紙製のようだが,私たちが飛ばしたのはビニールだった.紙では使い捨てになるが,観光業者は,飛ばした気球を回収して使い回しすることと,安全性 (紙製の天燈は火災の原因になるだろう) に配慮しているのだろう.
 
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 ということなのだが,ランタン飛ばし自体は大の大人がおもしろいと喜ぶようなものではない.夜に,大勢で一斉に飛ばしたら,きれいな光景かも知れないが.
 
 この日は天気が悪く,十分にいた午前中はまだ雨が降ったり止んだりしていたが,その次に向かった基隆中正公園あたりから本降りになった.
 雨のせいか基隆中正公園には人影はなく,その次は野柳地質公園に近い野柳漁港へ行き,その波止場に面した海鮮料理店で昼食をとり.それから野柳地質公園を見学した.
 その料理店はかなりカジュアル w な店構えで,レストランは二階だが,階下は魚屋であった.日本でもそういうタイプの海鮮料理店は,伊豆とか三浦半島の漁港でお目にかかる.海鮮は鮮度が命だから,魚屋がやっている店はたいてい美味な料理を出すものと決まっている.(私の普段の行動範囲にも,茅ヶ崎,藤沢から鎌倉に至る海岸にその手のおいしい店がある)
 で,この海鮮料理店での昼食でも,例のAが「甲殻類は気持ち悪くて食べられないので,私の分を誰か食べてください」攻撃をぶちかましてくれた.
 円卓に次々と料理が運ばれてくると,真っ先にターンテーブルを回して,一番の御馳走である大きな清蒸魚 (団体の会食用に,店員さんが切り分けてくれた) を自分の取皿に取ったり,無作法放題の挙句にようやく前菜の皿を手前に持ってきて
「だーれー? 前菜取り過ぎたひとはー これじゃ私の分が少ないじゃない!」
と放言した.前菜を最初に取らないお前さんのマナーが悪いのだよ.
 話は先に飛ぶが,この日の夕食を食べた広東料理店でも同じで,山盛りのエビ料理に誰も手を付けないという珍事が起きた.エビは気持ち悪いと何度も言われりゃ食欲は失せようというものである.願わくばAにエビの呪いがかかりますように.
 
 さて食事後,野柳地質公園に入ったのだが,台風並みの荒天で,海からの風が強くて傘を両手で差していたので写真が↓しかない.orz
 
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 写真が撮れなかったのは残念だが,ネットにはほかの人がたくさんの写真を掲載しているから,それでよしとする.ヾ(--;)
 
 強風と雨の野柳地質公園を後にして,台北に戻り,龍山寺行天宮に参詣した.
 
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 いずれも大層な人出で,にぎやかであった.ツアーメンバーの中の若いお嬢さんたちは,現地ガイドのRさんから,龍山寺の恋愛の神様「月老神君」 の前で台湾式御神籤のやり方を教えてもらった.せっかく教えてくれたのだが,もはや恋愛に縁のない私はやり方をもうすっかり忘れた.でもネットを参照すれば方法は出ているから,それでよしとする.ヾ(--;)
 
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 ホテルに帰った三日目の夜,私はどこにも出かけずに,残ったウイスキーを部屋で飲んで寝た.
 
 さて最終日は台北滞在は午前中だけなので,観光はせず御土産を買うのに充てられている.DFSとかなり大きい土産物店と,「茶楽」というお茶屋さんだ.
 DFSはブランドものばかりなので私は無縁.茶楽では中国茶の淹れ方セミナーを受けて,そのあとショッピングした.私の後ろを日本語ペラペラの婆さん店員が密着して離れず,あれをどうだこれはどうだと喧しく,とうとう押しの強さに負けてプーアル茶を買った.
 
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 そのプーアル茶は直径 11cm,厚さ 2cm ほどの円盤状に固めてあり,円盤一個がおよそ日本円で二千円で,六個入りだ.万円を超すから土産として安くはないが,茶としては日本の高級な煎茶よりずっと安いし,少量で何度も (色がでなくなるまで,と茶楽の店員さんは言っていた) 淹れられるから,日常茶の部類だと言ってもいいだろう.正直を申し上げて,これはよい買い物だった.柔らかな風味の飲みやすいプーアル茶で,私はそこら辺のウーロン茶よりも旨いと思う.現在もまだ愛飲し続けているが,横浜の中華街で入手できるならまた買いたいと思う.
 買い物のあとは空港へ行き,搭乗前にSさんやツアーメンバーとお別れ.成田到着後は自由行動の流れ解散となるからである.
 さて次回の旅行はいつになるか.秋までは南の方へはしんどいから行かない予定である.
(了)

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