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2018年4月12日 (木)

母子草 (一)

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 感動というか,心を打たれる出来事というのはあるもので,最近あったその種のことを一つ.
 
 私の古くからのネット上の知人である waiwai さんのブログに,以下に引用する記事がある.(引用元の記事にはハハコグサの画像があるがその引用は略した)
 
2007.04.08 19:21
ハハコグサ (母子草)
子どものころから見慣れた花なのに、なかなか思うように姿をとらえられないでいます。
ところで、この草にまつわる母娘の悲しい物語をご存知ないでしょうか。
幼いころ、絵本で見たのか、紙芝居だったのか、それとも誰かが物語ったものなのか・・・。
生き別れの母娘、盲目の母、母か娘が流した涙が土に落ちて、そこからハハコグサが・・・断片的な記憶をつなぎ合せてみるのですが、どうも肝心なところがおぼろです。
結末はハッピーエンドなのか、それとも・・・。
 
 この記事をネット検索の結果で探し出し,ユウタパパというかたが以下のコメントをお書きになった.
 
突然失礼致します。訳あって母子草のお話を探しており、このページにたどり着きました。正しくこのお話なのですが、どうしても見つけられず、他にご存知な情報はないかと書き込みさせていただきました。おちょうという娘がどこからか家に帰る所なのですが、日が落ちて湖の表は暗くなり、足もともよく見えなくなりました。ところがお母さんが娘を思って毎日湖のそばまで行き弁天さまにおいのりをして帰る道で涙を流し続けた結果、涙の花の道ができ、その花に案内されて暗い夜道を迷わず家にたどり着くことができ、お母さんの涙の花、その花づたいに来た娘、親子のつきないゆかりの花として、世間の人はその花を母子草と名付けたというお話です。
古い記事に突然のご質問お許しください。何か他に思い出されたら教えて頂けると嬉しいです。
投稿:ユウタパパ | 2018.04.08 21:34
 
 記事とコメントの日付を見て私は感動した.ちょうど十一年を経た同じ四月八日である.時刻も二時間ほどしか違わない.ユウタパパさんがあと二時間と十三分,早く書き込んでくれていたら,あまりの偶然に私は驚いて椅子からころげ落ちただろう.
 このお二人とのやり取りは元記事のコメント欄に譲るが,そんなわけで今,ハハコグサの和名にまつわることを勝手連的に調べている.
 
 さて waiwai さんの疑問は二つのことを含んでいる.
 一つはハハコグサの名の謂れの詳細.もう一つはその記憶の元が何なのか,例えば絵本なのか,紙芝居なのか,耳から聞いた話であったのか,ということである.
 あと一週間もすれば,取り寄せ中の資料が手元に揃うので,そうしたら調べの結果を書きたい.

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コメント

万作さん、コメント失礼致します。
調べて頂きありがとうございます。日付が同じことに気がつきませんでした。2時間13分前の19時34分頃は、仕事が19時に終わり、検索を始めてちょうどwaiwaiさんのブログにたどり着いた頃だと記憶しております。あまりの偶然に書き込んだ本人もゾクッとしております。11年も前に書いた記事に突然見ず知らずの私が書き込んでも、、、などと考えながら時を過ごし書き込んだのが21時34分になりました。
こんな不躾なお願いに返信下さり、今万作さんのブログに書き込んでいるこの状況、まさに母子草が導いてくれたなみだの道なのかもしれませんね。感激しております。

投稿: ユウタパパ | 2018年4月13日 (金) 05時58分

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