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2017年4月30日 (日)

料理する者の礼儀

 ヤマザキの食パン「ゴールドシリーズ」のテレビCM「仲間と味わう篇」に俳優の中原丈雄が出演している.

ゴールドシリーズ 「仲間と味わう」篇

 中原は別荘のような家で《若い頃に感じなかったこととか見えなかったものが……》とか言いながら,料理をしている.
 そして鍋のスープをお玉ですくい,小皿に移さずにそのまま口に運んで味見をする.
 できた料理は,ヤマザキのパンと一緒に客人たちにふるまうのだ.

 しかしこの,お玉を直接口に持って行って料理の味見をすることは,少しでも料理をする者は決してやらないことだ.
 汚いとか汚くないの話ではない.その料理を食べてくれる人に対する礼儀なのである.(* 註)

 中原丈雄の料理は,たぶんまずい.料理の心構えができていないのに,うまいものが作れるはずがない.
 そして中原のこんな恥ずかしいシーンをCMで流して平気なヤマザキという会社の経営者の品格も知れようというものである.

(* 註) さらに言うと,お玉から小皿にスープを移し,実際に食べるときの温度に冷まして味見をするのが正しいやり方である.私は料理教室で勉強したことはないが,教わらなくてもそんなことは常識だと思う.
 あるテレビ番組で,某著名シェフが,スプーンを鍋だったかソースパンだったかに突っ込んで味見をするシーンも見たことがある.そいつのレストランの客は何も知らないのだろうなあ.

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