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2016年9月17日 (土)

環境破壊雑感 2016/9/17

 豊洲新市場の謎の地下空洞の床にたまった水について,昨夜,共産党が分析機関に依頼した分析結果が公表された.これは共産党が事前に公表していた予定の通りである.

 一方の都庁だが,小池知事の耳には「分析には一週間を要する」との虚偽を吹きこみ,小池知事はテレビ取材にそのまま「分析には一週間を要する」と発言したが,そのあとで共産党の分析が迅速に行われることを知り,いくら何でもそんな恥晒し (知事の足を引っ張ることが見え見え) なことはできず,逆に共産党よりも数時間早く分析結果をメディアに発表した.
 これは,《環境破壊雑感 2016/9/15 (2) 》に私が下のように書いた通りである.どやっ.

その観点からすると,小池知事がテレビ取材に対して,簡易分析ではないから分析結果が出るのに一週間を要すると答えたのは奇妙な印象である.
 理由として一つには,知事がリオに出張せざるを得ないスケジュールであるため,帰国してからレクチャーを受け,それから分析結果公表のやり方について検討するのに時間が必要だということか,あるいは二つ目の可能な理由として都知事付スタッフに「一週間かかります」と騙されているか,どちらかだろう.東京都の機関が最優先全力で分析を実施すれば,民間分析機関よりも迅速に一日で結果を得ることも可能ではないかと思う.

 今朝のNHKニュース《豊洲市場問題 安全性の検証が本格化 9月17日 7時14分 》では,

共産党は「ヒ素は雨水には含まれていないので、たまっている水は地下から上がってきたことを示す」と説明したうえで、今後も地下の空洞の全域で継続的な調査が必要だとしています。

と伝えた.その通りである.
 昨日のNHKニュース《豊洲市場の地下のたまり水 共産党が独自調査 9月16日 21時11分 》では

地下にたまった水について、小池知事は「雨水なのか、地下水が上がってきているのか重要な論点だ」と述べて調査を指示し、これを受けて、都も採取した水の成分の分析を進めています。また、都議会公明党でも水を採取していて、週明けにも分析結果を発表するということです。

としていた.
 小池知事は《「雨水なのか、地下水が上がってきているのか重要な論点だ」》と取材に答えていたが,もし雨水だとすると,この地下空洞は信じがたいほど杜撰な手抜き工事が行われたことになる.普通に施工されたビル工事なら,地下室に雨水が侵入するなどはあり得ないからである.雨水だとすると,これはとんでもない事件に発展するだろう.
 またこの水が地下水だとすると,地下空洞の壁と床に必要な防水工事が施工されていなかったことになる.これが手抜き工事だったかどうかは今後の調査が必要だろう.(常識的には手抜き工事である)

 いずれにせよこれで,都庁の豊洲新市場関係事務方は,工事入札に係る疑惑など,豊洲関連のでたらめな仕事が明らかにされるべく追いつめられたことになる.
 ま,民放情報番組で環境学会元会長の畑明郎氏が言明しているように,問題の水が強アルカリ性であることからして,石炭焼却灰 (東京ガスが埋設した) に汚染された地下水であることはほぼ確実である.

 さて昨日の時点では,地下空洞工法を指示したのは石原元知事ではないかとの報道がNHKほかのメディアが一斉に報道したが,これはその後すぐに,事実と異なることが伝えられた.
 石原知事が指示したのは,地下空洞工法とは別のアイデアだったようである.
 現在問題となっている空洞工法は,専門家会議が解散して技術会議が発足してから秘密裏に採用されたものだというのが,今日時点での報道的事実である.
 その秘密裏の採用に関係するキーパーソンが当時の市場長であると石原はテレビの取材に対して言明した.
 その市場長は今メディアが追いかけているところであろう.早ければ今日の午後にも報道に露出されるかも知れない.

(この連載記事は,民間企業において十数年間,全国の工場の環境管理を統括した私の技術的経験に基づいて書いている)

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