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2016年9月15日 (木)

環境破壊雑感 2016/9/15 (1)

 次に (2) だが,山本氏は次のように書いている.

汚染土壌を遮蔽するために,その上に盛り土をして,さらにその上に建屋を建築するのは建築物の強度に問題が出るだけでなく、建築基準法に引っかかる可能性がある。

 これが意味不明だ.あれだけの規模の建築物で,しかも重量物 (ターレットトラック) が走り回る豊洲新市場の建屋の床が,一般住宅とか小規模店舗のような工法で作られるわけがないではないか.明らかにこの文章は読者をミスリードしようとしている.
 テレビのニュースショーTBS系「白熱ライブ ビビット」にゲスト出演した建築士のかた (お名前を失念した) の解説によれば,盛り土の上に床を作るなら固い地盤にまで杭を打って支えるし,地下を空洞にするならば空洞の床と天井の間を柱で支えるということであり,それはどちらがだめということはないとのことである.どうやら《汚染土壌を遮蔽するために,その上に盛り土をして,さらにその上に建屋を建築するのは建築物の強度に問題が出るだけでなく、建築基準法に引っかかる可能性がある》は嘘のようである.

 そしてその専門家は,現在の地下空洞に作られた柱が,ターレットトラックが集中したときにも耐えられる強度を有しているかの再検討は必要だろうと語った.
 ただし,既に汚染されている土壌と,その上に建てられる建築物とを遮断するには盛り土でなく空間で遮断するのも有効な方法であるようだ.これは私のような建築の門外漢でも理解できるのであるが,しかしその場合の重要問題は,空間で遮断するのに必要な工事がされているか,である.
 その観点で,豊洲の建屋地下の空洞問題を最初に調査した共産党都議団がメディアに提供した映像を見ると,かなり量の地下水が侵入していることがわかる.これは間違いなく,地下水の侵入を防ぐ施工がなされていないからだと思われる.
 山本氏は《建屋の下を空洞にする工法はファインプレー》だと書いているが,空洞工法により汚染土壌と建屋を隔離するというのは建前で,実際には形だけそうしただけのようである.
 ともあれ今日の報道によれば,地下空洞にたまった水が分析に出されたという.その結果が待たれる.
 しかし実はその結果とは別の問題が発生していて,それはこの事件が報道されたときから言われていることであるが,工事予算の執行が恐ろしく膨らんだことだ.
 その解明は,石原慎太郎の後,二代続けて不祥事にまみれた後継都知事たちが不問に付してきたところであり,小池新知事が登場しなければ闇に葬られていただろう.都民はまさに正しい政治選択をしたことになる.

 さてこの問題の最大の責任者である石原慎太郎だが,沈黙を続けていたが,本日の報道によれば,「私は騙されていた」と,都の職員を批判した.
 その鉄面皮をよく示す記事は ここ
 どのツラ下げて石原は

言葉は悪いかもしれないけど、めくら判を押されたと言うかな、つんぼ桟敷に置かれたって言うかね。結局ね、してない仕事をしたことにして予算出したわけですから、その金どこ行ったんですかね。
やっぱり、都の役人ってのは腐敗してるね。そう思った、僕は。

と放言するのであるか.まるで他人事のように語っているが,この豊洲問題は全面的に石原の責任である.腐敗していたのは石原も同じであろうが.
 一説には石原はめったに都庁に来なかったという.都庁に出て来ないから《つんぼ桟敷に置かれ》たのだ.小池知事は,石原の知事時代の執務状況を公開すべきである.

 山本氏の虚言に戻る.

このようなガセネタを流してきた外部有識者は誰であるのか、ぜひ情報公開をお願いしたいです。ぜひ

として,小池知事の耳に《ガセネタを流してきた外部有識者》がいたかのようなことを書いている.この件を掘り起こしたのは日刊ゲンダイと共産党都議団だと,最初から私たちは知っている.山本氏はどこからそんな嘘情報を引っ張りだしきたのか.それこそ《ぜひ情報公開をお願いしたいです。ぜひ》 (笑)

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