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2016年9月15日 (木)

環境破壊雑感 2016/9/15 (3)

 テレビの情報番組というのは,細切れに限られた時間内に生放送で進行するものだから,時として視聴者に理解できない話がでてくることがあるなあ,と昨日思った.

 昨日の日テレ系テレビ番組「情報ライブ ミヤネ屋」でのこと.
 コメンテーターの一人がスタジオ外の共産党都議に,豊洲新市場地下の空洞問題で,地下空洞に換気口はありましたかと唐突に質問した.
 宮根誠司はゲストの建築士に「こういう構造物に換気口を作るもんなんですか?」と振ると,その建築士は「普通は作る」と答えた.
 宮根は次に共産党都議に「換気口はありましたか?」と質問すると,都議は「あったと思いますが……すみません未確認です」と即答を避けた.

 番組はそのまま進行してしまったので,このやり取りを理解できなかった視聴者はいると思われる.宮根自身も最初のコメンテーターの質問の意味を瞬時に把握できなかったかも知れない.
 これはどういうことかというと,実は共産党都議団が地下空洞に入って調査すると都庁側に要求した際に,都庁は最初,酸欠のおそれがあるからという理由で拒否したのである.
 酸欠の可能性とはつまり,地下空洞が密閉空間であるという意味である.
 番組コメンテーターの質問は,そのことを踏まえたものであったが,共産党都議は即答できなかった.
 これはいかにもまずい.共産党はこの地下空洞の調査に,都議だけでなく建築分野と環境関連分野の専門知識を有する公然党員も動員したほうがいい.公表された調査団の行動 (地下水のサンプリングをする時の様子など) を映像で見ると,いかにも素人然としていて失礼ながら少々心許ない.撮影された映像外にいるのかも知れないが.

 次に宮根は,出演していた日本環境学会元会長の畑明郎氏に,地下空洞の防水工事をやり直せば安全性は確保されますか?と質問した.
 畑明郎氏は「思わない」と即答した.畑氏を含む「専門家委員会」(座長;平田健正・放送大学和歌山学習センター所長) が盛り土方式を提言して解散したあと,石原都知事によって設置された「技術委員会」が勝手に「専門家委員会」の結論 (盛り土方式) を反故にしたからだと憤懣やる方ない表情で説明した.

 実はこの「情報ライブ ミヤネ屋」放送の直前,地下を専門家会議が提言した盛り土方式でなく空洞にすることを指示したのは石原元知事であったことを日刊ゲンダイなどが報じた.
 石原慎太郎は,弁解する→嘘がばれる→さらに嘘をつく,という,危機管理における負のスパイラルにはまりつつある.
 石原の嘘については,宮根の番組終了後のNHKニュースも追随報道した.
 それは《豊洲市場 当時の石原知事が 「コンクリートの箱」言及

《コンクリートの箱》とは密閉空間のことのようだ.いやもう色んな話が別々のメディアで同時進行していくので,目が離せない.

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