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2016年9月13日 (火)

環境破壊雑感 2016/9/13

 ふと福島第一原発の「凍土壁」は現在どうなっているのだろうかと思ってウェブ検索してみた.
 たしか,凍土壁の隙間から地下水が通り抜けてしまうので,隙間にセメントを注入するという手直し工事を東電と政府が行う (工事は鹿島) 予定であると全国紙が報道したところまでは承知している.

 すると,検索結果のトップに,著名なジャーナリストである高野孟氏が,日刊ゲンダイ DIGITAL に《永田町の裏を読む 福島第1原発「凍土壁」の失敗で東京五輪返上が現実味  2016年7月28日》と題して寄稿しているのをみつけた.

 同記事から一部引用する.
7月19日に開かれた原子力規制委員会の有識者会合で、東京電力が福島第1原発の汚染水対策の決め手となるはずだった「凍土壁」建設が失敗に終わったことを認めた。本来なら各紙1面トップで報じるべき重大ニュースだが、ほとんどが無視もしくは小さな扱いで、実は私も見落としていて、民進党の馬淵澄夫の25日付メルマガで知って慌てて調べ直したほどだ。

 高野さんほどのかたが《私も見落としていて》とお書きになるくらいだから,よほど東電はひっそりと《失敗に終わったことを認めた》のだろう.私も忘れるところだった.

 安倍晋三は三年前の九月,五輪を招致するために世界に向かって「フクシマはアンダー・コントロールである.東京の安全は私が保証する」と大法螺を吹いた.
 当時,原発廃炉への道筋どころか,原発事故の応急対策すら何をどうすればいいか全くわからない状態だったから,私なんかは「なーにがアンダー・コントロールだこの嘘つき野郎」と思ったものだが,元の会社同僚 (前に書いたが,沖縄に旅行に行っても沖縄戦跡を訪ねようともしなかった連中のことだ) とか周囲の人間たちはオリンピック騒ぎに浮かれていて,福島のことなんか私の言うことに耳を貸す気もないようだった.

 それはともかく,政府と東電が応急対策の切り札だと宣伝してきた凍土壁が失敗したことにより,地下水汚染対策に関して遂に打つ手がなくなったのではないか.政府と東電が今後の方針を示せないなら,私も高野氏の意見に賛成である.
 私は嘘つきが嫌いだ.嘘をついて招致した東京オリンピックなんか見たくない.というか,汚染地下水は未来永劫増え続ける.処理もうまくいかない.そのうち置き場所がなくなる.
 これは国難である.五輪どころではないのだ.あ,国立競技場は広いからそこに貯蔵するといういう手段がある.orz

[補遺]
 上のことに関しては元参院議員松田公太氏のブログにも同様の報告が書かれている.
やはり失敗だった福島原発の凍土壁

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