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2016年8月22日 (月)

音がうるさい醤油(笑)

 食品には限らないのであるが,とりわけ食品の場合は,包装容器の品質と環境に与える影響のバランスが重要である.
 もうかなり前からのことだが,食品製造業者は,そのような観点から合成樹脂製容器の改良に取り組んできた.
 茶などの飲料用ペットボトルは,既にぎりぎりまで厚みを減らしている.
 しかし単純に厚みをどんどん薄くすればいいというものではなく,空気の透過性やボトル強度も考慮しながら少しずつ改良していくのである.
 昔の飲料ペットボトルは踏みつぶすときにバキバキと大きい音がしたものだが,最近のものはパキパキと簡単につぶれるようになっている.もちろんこの改良は食品メーカーとボトルメーカーの協力で行うわけだ.

 さて環境に対する負荷という点では,ボトルは薄ければ薄いほどよいわけだが,中身の食品の品質の点では必ずしもそうではない.
 最近,「キッコーマンいつでも新鮮味わいリッチ減塩しょうゆ卓上ボトル」という長い名前の醤油を買ってみた.
 キッコーマンのサイトにあるこの商品のコピーを下に引用してみる.

使いやすさとフレッシュキープ機能を兼ね備えた新開発の卓上ボトルだから、開栓後常温保存で90日間しょうゆの鮮度が維持でき、最後まで新鮮なままおいしくお使いいただけます。
一滴単位から注ぐ量の調節がしやすいスクイズ式(押し出し式)の、食卓で使用しやすい200mlボトルです。

 この商品の特徴は,敢えてボトルの厚みを増やして硬質にすることで空気の透過性を減少させ,中身の醤油の鮮度を三ヶ月維持できるようにしたことと,開口部を細くして《一滴単位から注》げるようにし,無駄に醤油を廃棄することを防ぎ,かつ結果的に私たちの食塩摂取量を減らしやすくしていることの二点である.
 もちろん環境には優しくないが,それは消費者の選択にゆだねようというのである.

 比較のために,ヤマサの全く同じコンセプト商品も買ってみた.
ヤマサ超特選減塩しょうゆ」である.
 同様に商品説明を下に引用する.

二重構造ソフトボトルで酸化を防いで鮮度を開封から90日キープします。一滴ずつ調整してお使いいただけます。

 この商品は,中身を小皿に注いでから食卓に置くと,ボトルが元の形に復元すると同時に空気を細い開口部から吸い込む.
二重構造ソフトボトル》と書いてあるが,キッコーマンの商品より硬質で復元力が高いのか,あるいは開口部が細いせいなのか,空気を吸い込む時に「ぴー」と音がしてうるさい.(笑)
 ヤマサのこの商品容器は,あと一歩の微妙な改良が必要であると思った.

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