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2016年5月18日 (水)

宮澤賢治の服装

(この記事は予約投稿です.筆者はただ今旅行中)

 朝日新聞 DIGITAL に,六年前に創刊されたコミック誌『思い出食堂』(少年画報社) が部数を伸ばしているという内容の記事が載っていた.現在八万部だというから大したものだ.
 編集長の村松淳夫氏は《グルメや大食いではない、しみじみとした子ども時代の原体験につながるような漫画雑誌ができないか、と社内で提案されたのがきっかけ》と語っている.(朝日新聞の記事《なつかしの食べ物でほっこり ごはん漫画も昭和ブーム?》 〈2016年5月4日掲載〉から引用)

 それで,『思い出食堂』がどんなコミック誌か興味を覚えたので,古本を二冊買ってみた.
 「No.26 豚汁・定食編」と「No.27 東北・うに丼編」だ.
 このコミック誌は《オール新作よみきり漫画》と銘打ってはいるが,連作短編 (「横浜百年食堂」など) もあって,高井研一郎が相変わらず達者だし,他にも「いいな」と思わされる作品がちらほらある.

 ただ,「No.27 東北・うに丼編」の最初に載っている魚乃目三太「宮澤賢治の食卓」の絵を見て私は違和感を覚えた.
 というのは,魚乃目三太の描く宮澤賢治はネクタイを締めた背広姿で,これではまるで官吏か旧制高等学校の教授みたいだと思ったからである.

 私の持っていた宮澤賢治のイメージはこれ↓.

Miyazawa_kenji
Wikipedia から引用.パブリックドメイン.

 しかし,あの《松岡正剛の千夜一夜 》他,多くのサイト (例えばここ) に,教壇に立つ賢治の写真が掲載されていて,それを見ると賢治が着ているのはスリーピース・スーツなのである.
 うわあっ,知らなかったっ,と私は頭を抱えてしまった.
 上に引用した宮澤賢治を写した代表的な写真は,花巻農学校を退職したあとのものなのであろうか.
 ともあれこれで積年の思い込みを正すことができた.魚乃目三太氏に感謝する.

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