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2016年4月30日 (土)

辻堂 すもも食堂

 ローカルな話だが,辻堂のテラスモールへ映画を観に行くとする.
 平日午前中の上映が観やすい席を選べるので,大抵はそうする.すると観終わってから,さて昼飯を食おうということになる.
 ところがショッピングモールというところは,平日でもレストランが女性客でいっぱいなのだ.
 フードコートは広いから席がすいているけれど,それにしてもご婦人がたがワイワイ楽しくお食事ご歓談している中で,爺さんが一人で飯を食う図は違和感を発散しまくりだ.

 そんなわけで,これまでは藤沢駅に戻ってきて昼飯を食っていた.
 ところが何の気なしに食べログを見ていたら,辻堂駅の南口に「すもも食堂」という定食屋があることを知った.

 まず,すもも食堂という名前がいい.かもめ食堂みたいだ.
 辻堂駅南口改札口から徒歩二分の場所もいい.
 先週早速出かけた.店内は清潔感があって,これが辻堂でなくて東京ならOLの娘さんたちの人気店になるだろう.
 献立は下調べしてあったから,店員のおねえさんが水のコップを持ってきたら即「鶏から揚げ定食」を注文.
 「ご飯は普通でいいですか?」と聞かれたので「はい」と答える.そして味噌汁を豚汁に変更してもらった.

 やがて鶏から揚げ定食が到着.
 揚げたての鶏から揚げを口に入れて私は驚いた.
 堅い.
 噛むとバリバリと音が立つ.いくらなんでも堅すぎだ.
 これは油温が高すぎるのだ.かすかに焦げ臭も感じられる.
 ご飯の盛りはよい.大衆食堂はこうでなくちゃ.
 だが豚汁の器は,丼よりも小さな薄手の陶器で,熱くて持てない.止むを得ず器を置いたまま食べた.食べログの写真では樹脂製の汁椀だったのだが.
 そういうわけで,すもも食堂の「鶏から揚げ定食,豚汁付き」はあまり良い点をあげられない.ここの料理人はきっと揚げ物が不得意なんだろう.

 昨日,またすもも食堂に行った.一度だけの訪問で店を評価するのはよくないと思ったのだ.
 前回は,すもも食堂が不得意にしていると思われる鶏から揚げ定食を頼んで失敗したから,今回は煮魚定食を注文した.本日の煮魚はカレイだ.
 前回,豚汁の器が熱くて懲りたので,汁は味噌汁のまま変更せず.
 サイドメニューの納豆を注文した.五十円也.
 ここで前回は「ご飯は普通でいいですか?」と訊かれたのに,今度は何も言われない.不安が募る.
 しかし募る不安のうちに,やがて煮魚定食が到着した.
 まずは味噌汁.まあまあである.
 ご飯は前回に比べるとかなり盛りが少ない.これって「普通」じゃなくて「小」なんじゃないか.おねえさんは「このお爺さんは小盛りでいいに違いないわ,そうよそうよきっとそうだわ」と思ったのかも知れないが,そこんとこは一応訊いてほしかった.
 納豆は,小さいカップ入りのものがぽんと盆の上に置かれている.刻んだ葱が付いてくるものと思っていた私が馬鹿だった.
 そしてカレイの煮付けは,味付けはよいが,煮過ぎて身がぐずぐずになっていた.
 そういうわけで,すもも食堂の「煮魚定食,納豆付き」はあまり良い点をあげられない.ここの料理人はきっと煮物が不得意なんだろう.

 すもも食堂の献立は,他に肉じゃが定食とか鯖塩焼き定食,豚ロースしょうが焼き定食などがあるのだが,たぶん刺身定食以外はみんな不得意なんだろうなと想像される.
 食べログで「繁盛しているのが不思議」と口コミを書いた人がいるが,そんな感じの大衆食堂だった.
 たぶんもう行きませんけど,ごちそうさまでした.

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