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2016年2月18日 (木)

アイナふくしま (補遺一)

 先日の記事《アイナふくしま 》は,二月上旬に友人たちとスパリゾートハワイアンズに行ったときのことを書いたもので,記事の冒頭に私は次のように書いた.

平成二十三年三月十一日.ああ,あれからもうそんなに経ったのか,と思い,またあれはつい昨日のことのようにも思われる.
 震災後,被災地の至る所の,無名の人々の,無数のエピソードが私たちの記憶に刻まれた.
 その一つに,震災直後のスパリゾートハワイアンズ従業員たちの奮闘と,その後の五月,いわき市内の避難所への慰問公演を皮切りに始まったダンサーたちの全国キャラバンがあった.
 そして同年十月には仮設ステージでの公演が始まり,翌年二月にスパリゾートハワイアンズは営業を全面再開した.
 映画『フラガール』が以前から私の好きな作品だったこともあり,営業再開したスパリゾートへ行ってみたいとの思いは募ったが,体を壊したこともあってなかなかその機会はなかった.
 ところが昨年末に,いわき市出身の男一人を含む会社員時代の同僚たち数人で酒を飲んでいるときに「よっしゃ,それじゃ皆で行くか」と,ひょんなことから話が盛り上がり,一昨日と昨日の一泊二日で出かけたのである.

【補遺一】
 東日本大震災は膨大な数の死者・行方不明者・避難民を生んだが,直接的な被災地県民の人的被害とは別に,被災者の生活を支えていた仕事や勤務先に与えた打撃もまた大きかった.
 東北各地で大小無数の法人が被災する中,上に《その一つに,震災直後のスパリゾートハワイアンズ従業員たちの奮闘と,その後の五月,いわき市内の避難所への慰問公演を皮切りに始まったダンサーたちの全国キャラバンがあった》と書いたが,地震発生時のスパリゾートハワイアンズ (以下ハワイアンズと略) の宿泊客に週刊SPA!の記者がいたことから,震災直後の週刊SPA!に《福島県いわき市「スパリゾートハワイアンズ」の奇跡》と題した記事が掲載された.この記事は今もネットで閲覧できる.

福島県いわき市「スパリゾートハワイアンズ」の奇跡
前編 
後編 

 この記事を書いた記者は,後に続編《スパリゾートハワイアンズで被災した記者が再訪 復活の軌跡をたどる 》を書いた.この続編は七本の連載記事として《……復活の軌跡をたどる》からリンクを辿って閲覧できる.

 また週刊SPA!の記者とは別の,ハワイアンズで被災したライターが,地震七ヶ月後に『フラガール 3.11 ――つながる絆――』(清水一利著;講談社) を出版した.こちらはSPA!の記事よりも後の出版であるので,震災後のハワイアンズが福島県の復興と足並みを揃えて進んでいこうとする姿も描かれている.ビジネス書としても参考になるだろう.アマゾン等で古本がまだ出品されているので紹介しておきたい.
(続く)

[連載記事]
アイナふくしま
アイナふくしま (補遺一)
アイナふくしま (補遺二)
アイナふくしま (補遺三)

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