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2016年1月23日 (土)

猫本と蕎麦 (四)

 若い女性店員さんが一合徳利と板わさの皿をテーブルに並べ,突き出しの小鉢を置いて「こちらはサービスでございます」と言った.打った蕎麦を包丁で切ると,切り落としの耳ができるが,小鉢は,これを一寸くらいに刻んで揚げて塩を振ったものだった.
 チェーン店の「そじ坊」では,切り落としでなく細く切った蕎麦そのものを揚げて,酒を頼まない客にもサービスしている.あれは長崎皿うどん (細麺) を砕いたようなもので,一口分を指でつまんで食べるにはめんどくさい形をしており,これなら別段サービスしてくれなくても一向に構わぬが,この「あいづ」のものは大きさ形が程よくてつまみ易く,気が利いていると思った.
 板わさはどうかというと,小田原の鈴廣蒲鉾は『板わさでつながる心と心 楽々かまぼこ術』の中で
かまぼこは是非、厚めに切って召し上がってください。…… いいかまぼこほど、その美味しさが際立つはずです。
 いろいろと試してみましたが、薄いとかまぼこの良さが分かりにくくなってしまいます。あまり厚いと皆さんに行き渡らないかも。ちょうどいいのは厚さ12mmとお奨めしております

としている。
 「あいづ」の板わさは,小振りの蒲鉾の半分を三つに飾り切りし,それをさらに銀杏二つに切ったものである.他店のものの画像を拝借すると,ちょうどこんな感じ.小料理屋の板わさは丁寧に飾り切りしてそれなりのお値段がするものだが,蕎麦屋のものは酒と一緒に持ってきてくれれば良いのであって,素っ気ないもので構わないと思う.
 で,酒一合と板わさで済ませるつもりだったのだが,突き出しがサービスされたので,もう一合頼んで,『江の島ワイキキ食堂1』を読んでしまうことにした.
(続く)

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