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2016年1月11日 (月)

夢の国の危機

 読売新聞 (Yomiuri Online 1/6 9:26) が,小川孔輔・法政大学経営大学院教授の《「夢の国」東京ディズニーリゾートに異変の兆し》と題した時評を掲載していて,これが興味深いものであった.(いつも書いているように,読売新聞は他紙と異なり,記事のURLを示すことを「無断転載」と見做すので,リンクを張れないのが残念である.“東京ディズニーリゾート 小川孔輔”などで検索してお読み頂きたい)

 当該記事で小川教授は,サービス産業生産性協議会による消費者調査(「日本版顧客満足度指数(JCSI)」) の結果を基に,東京ディズニーリゾートの顧客満足度低下が著しいと指摘している.この指摘は幾つものグラフを用いて説明されていて,大変に説得力がある.
 さてその顧客満足度低下の重要な原因の一つとして小川教授が挙げているのは,東京ディズニーリゾートの客層が悪くなっていることである.客層の悪化はリピーターの減少をもたらす.これについて私には思い当たることがあった.

 私の知人女性 (五十代後半) で年に何度も東京ディズニーリゾートに足を運ぶ「夢の国」リピーターがいる.
 彼女と最近会って世間話をしたのだが,年末に東京ディズニーリゾートへ行ったら,楽しみにしていたパレードの雰囲気がものすごく悪くてがっかりしたと語っていた.「雰囲気が悪い」とはどういうことかと訊ねたら,中国人団体客のマナーの悪さだという.これからもっと中国人団体客が増えるかも知れないと思うと,もう東京ディズニーリゾートへ遊びに行く気がしないと彼女は寂しそうに言った.そのうちワールドバザールで便座を売るようになるかも知れないねと私は答えた.こらこら.

 小川教授はこの時評では「客層の悪化」の中身について触れていないが,中国人団体客数の年次推移と顧客満足度の関係を分析すればどんな結果が得られるか,興味深い.

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