『ホビット』三部作
リリースから一ヶ月程経ったが,映画『ホビット』の〈エクステンデッド・エディション トリロジーBOX ブルーレイ版(9枚組/デジタルコピー付)〉をアマゾンで購入した.
アマゾン掲載の商品説明を引用すると次のようである.
《内容紹介
「ホビット」3 部作のエクステンデッド版が収録された完全数量限定⽣産】トリロジーBOX!
■収録ディスク
【ホビット 思いがけない冒険 エクステンデッド・エディション】
【ホビット 竜に奪われた王国 エクステンデッド・エディション】
【ホビット 決戦のゆくえ エクステンデッド・エディション】
・2Dブルーレイ エクステンデッド版本編:各1枚
・2Dブルーレイ特典:各2枚
■初回封入特典: キャラクターカード(9枚組)
■期間限定特典:デジタルコピー by Flixster
【ホビット 思いがけない冒険 エクステンデッド・エディション】
【ホビット 竜に奪われた王国 エクステンデッド・エディション】
【ホビット 決戦のゆくえ エクステンデッド・エディション】
■豪華ハードケース仕様》
劇場公開エディションの三部作BOX ブルーレイ版はかなり前に販売されていたのだが,エクステンデッド(*脚註)・エディションの発売を待っていたのである.
第一部【ホビット 思いがけない冒険】は劇場で観たので,劇場版とエクステンデッド・エディションとどう違うかという興味もあったからである.
さすがに三部作を一日で観るのは疲れるので,昨日は第一部を,今日は第二部と第三部を観た.
簡単にいうと,『ホビット』のエクステンデッド・エディションと劇場公開版の違いは,暴力表現である.立ち回りの殺戮シーンがかなり過激なので,小さな子供のいる家庭ではエクステンデッド・エディションの購入・鑑賞は避けるべきである.
ただし,というか従ってというか,冒険活劇映画としてはおそらくエクステンデッド・エディションのほうが完成度が高いのであろう.
また,映画『ホビット』には,第二部から原作にないエルフのヒロインが登場し,これが成功していることも指摘しておきたい..
トールキンの創造した作品世界には,ファンタジーの金字塔である『ホビットの冒険』『指輪物語』以外にも周辺の物語があるのだが,この映画二作品と Wikipedia の関連項目を芋蔓式に手繰り読むことでおよそを知ることができるだろう.しかしその際には,トールキンの原作と,映画『ホビット』は全くの別物であることは知っておかねばならない.トールキンの小説はファンタジーであって冒険活劇ではない.そこには過激な暴力シーンは皆無なのである.
さて明日は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒 (エピソード7)』が公開だ.若い頃なら何はさておいても初日に観たろうが,私は老いた.こんな長尺物を劇場で観ると,映画のクライマックスの頃に尿意が我慢できない可能性が高い.どうしようかなと迷っている.
(*脚註) 違和感のある片仮名表記だが,アマゾン等で用いられている表記に従った.
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