ダンジョン飯
先月の記事「はじめての電子書籍 (一)」に
《さて先日,Amazon を徘徊していたら,「この商品を買った人はこんな商品も買っています」であったか,何かの拍子に『ダンジョン飯』というコミックを Amazon に薦められた.このコミック,大好評絶賛増刷中のようで,紙の本は予約受付中だが,Kindle 版はすぐ買える (当たり前だけど).》
《購入したコミック
久井諒子『ダンジョン飯』
久井諒子『ひきだしにテラリウム』
久井諒子『竜の学校は山の上』
久井諒子『竜のかわいい七つの子』
吉本ますめ『くまみこ 3』》
と書いた.
そのあと,週刊文春 (3/19号) 連載「漫画の時間」で いしかわじゅん が『ダンジョン飯』と,作者の久井諒子を絶賛していた.
いしかわじゅん のその原稿が書かれたのは,たぶん単行本『ダンジョン飯』がリリースされた直後で,私が Kindle 版を買って読んだのとほぼ同時期だろうと思う.私はなかなかいい選コミック眼をしていたのだ.ヾ(^ ^;)
『ダンジョン飯』の紹介は いしかわじゅん に譲るとして,これは笑えるコミックだ.おそらく,あと二,三冊は続く中編になるんじゃなかろうか.
昔,Windows95 の頃だが,主人公の勇者に「何か食べないと戦えない」という設定のあるファンタジー系PCゲームがあった.
このゲームは途中でセーブできない仕様であった.普通にプレイしているとラスボスにたどり着く前に腹が減って死んでしまうので,武器よりもポーションよりも,何よりも飯をたくさん荷物袋に詰め込んで旅に出なければならないという意味不明の糞ゲーで,私のキャラは空腹で野垂れ死にして,遂にラスボスと戦うことなく終わった.今思い出しても腹が立つ.
『ダンジョン飯』は,食料を買うお金がない勇者のパーティーが,倒したモンスターを料理して食べながらダンジョンを進んでいくという斬新な設定で,これを いしかわじゅん は《ああっ、そうだった、と秘孔を突かれた気分になって倒れ伏す設定なのだ》と書いている.いやほんとそのとおり.
『ダンジョン飯』に触発されたわけではないが,先日からネットゲームの “Master of Epic” をやっている.この生活系RPGもキャラに「何か食べないと腹が減って動けない」という設定があり,いま私のキャラは,初心者キャラでも倒せる大ネズミの肉を焼いて食いながらスキルを上げているところだ.
ヘビとかネズミのステーキならいいが,もう少し剣スキルが上がってゾンビを倒すと,同じようにゾンビ肉が手に入るのだろうか.ゾンビステーキを食うのは食品衛生法第六条違反かも知れないのでかんべんして欲しいのだが.
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