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2015年3月24日 (火)

マック崩壊 (一)

 日本マクドナルドが危機的な状況にあることは,もう誰の目にも明らかになってしまった.
 昨年十二月期決算では,最終損益が二百十八億円の大赤字となったことにも驚かされたが,もっと衝撃的だったのは,年が明けて一月の既存店売上高が前年対比 38.6% 減となり,四割近くも落ち込んだことだ.店舗クルーの体感的には客が半減したように感じられるだろう.

 この悲惨な状態の原因分析が色々とビジネス誌でなされているが,私には日本マクドナルドの経営指標を分析する力がないので,一般市民の野次馬的観察でいうと,この没落は十五年前から予測できたことのように思う.
 十五年前というのは私のうちの子供たちが大学生だった頃のことで,その当時彼らが
「マックはダサい」
「マックはまずい」
「マックでお昼ご飯を買うくらいならコンビニのほうがずっと安くておいしい」
「ハンバーガー買うならモスにする」
と言っていたからである.
 その後も若い世代のマクドナルド評価が変わらなかったとすれば「一月の既存店売上高が前年対比で四割減」が,すごくよく納得できるのである.

 昨年のある平日,東京の某マクドナルド店舗に入ったら,一階レジカウンターにいたのはアジア系の娘さんで「コニチワーイラシャマセー」と笑顔で接客していた.そしてトレーを持って二階の客席に行ったときに私が驚いたのは,その店舗の客層の悪さであった.
 見るからに勤め人には見えない崩れた風体の老人たちが,競馬新聞を広げてワハハガハハと大声で笑いながらレース予想をしている光景がそこにあったのだ.まるで場末の居酒屋のようだった.
(続く)

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