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2015年1月28日 (水)

足が革靴を忘れた

 昨年の秋,仕事を辞めて無職になった.
 年末には引越をして,留守宅にしていた自宅に戻ったのだが,それを機会にいらない衣類,つまり仕事着のスーツやネクタイをほとんど捨てた.
 靴下も,未着用のものもどんどん捨てた.ビジネスシューズも捨てた.そうして,スニーカーソックスを買った.以来,どこに行くのもスニーカーである.

 闘病していた大学時代の同級生が日曜日に亡くなった.
 葬儀の日は都合がつかなかったので通夜に出席することにして,例の腰痛であまり歩けないこともあり,東京駅からタクシーに乗って,通夜が営まれる小石川の寺まで行った.
 通夜もスニーカーというわけにはいかず,普通の黒いソックスと,冠婚葬祭用に捨てずに残してあるストレートチップの黒革靴を履いて出かけたのであるが,あまりにも歩きにくいので驚いた.革靴を履かなくなってまだわずかしか経たないのに,足がスニーカーにすっかり適応してしまったのである.社会から引退した無職の身であることを改めて感じた.

 これから少しずつ,同級生が逝くのだろう.次は私かも知れない.
 みんな年をとった.

 先日の沢田研二のコンサートでのこと.彼のトークに茶々を入れた客に,黙っとれ,とジュリーが怒ったという.老いると怒りの激発を止められない.たぶん私が彼であったとしても同じようにキレただろう.
 みんな年をとったのである.
 桑田佳祐もやがてそうなるのか,見てみたい気がするが,さすがにそこまで私は生きていないだろう.残念.

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