営繕 (実践編四)
[ワイヤレスインターホンの設置]
三十年前にはあったが,今はなくなってしまったものの一つにホームテレホンがある.
なんだか意味不明な名称であるが,単に電話機とインターホンとを合体させたもので,玄関のチャイムのボタンを押すと,屋内の受話器で玄関の外と話ができるという,ただそれだけのものだ.
こいつは電話機としてはダイヤル回線上で疑似的にプッシュ回線を実現したもので,音声通話の送受信しかできない (大昔のダイヤル式黒電話と中身は同じ) ので,すぐに時代遅れの役立たずになってしまったのだが,さりとてこれを捨てるとインターホンがなくなってしまう.
かといってインータホンを新規に設置しようとすると,以前は壁に穴を開けたりの工事が必要だったので,電話機はその後なんども更新したが,このホームテレホンはインータホンとしてのみ使い続けてきた.
このホームテレホンは受話器のワイヤレス時代以前のものなので,当然ながら子機はない.
子機がないというのは,インターホン機能としても大変不便なので,今回の自宅修繕を機会に,ワイヤレスインターホンを設置しようと思い立った.昔はこんな便利なものはなかったので,隔世の感がある.
具体的には,工事をせずにお手軽にというコンセプトなので,玄関に設置されたカメラの画像データを送信する機能はない通話のみのものを選択した.DXアンテナ(株)の DWP10A1 という機種である.これなら乾電池で長期間作動するし,子機は六台まで増設できるので,うちの中のどこにいても玄関子機からの呼び出しに応答が可能である.
さてそこでDIYだ.玄関子機を固定する台座を自作しようというのである.
まず楽天のショップで適当な大きさの板を調達した.これには予めチェーンがついている.「営業中」とか“We are open”などと書いて店のドアに下げるボードを自作するのに使う材料である.
この板に,オイルステインを塗って濃褐色に着色する.今回使用したオイルステインはアルキド樹脂塗料に褐色顔料を分散させたもので,容器のラベルには「チーク」と書いてあるが,塗り重ねればどんどんチーク材より濃い色調になる.今回使用した板の場合は,三回塗りでちょうどいい感じであった.
乾いたら,紙ワイパーを用いて余分な顔料をよく拭き取る.それからアクリル系の透明防水塗料を塗る.これも三回塗った.
耐水性が不必要な場合は,合成樹脂塗料を使わず,ミツロウを繰り返し塗り込んで磨きあげると味わい深い渋い光沢がでるという.これに使うミツロウは,ワークブーツの手入れに使うものなので,ご存じの向きが多かろう.今回の製作物は屋外に置いて使用するものなのでアクリル塗料を使用したが,ミツロウを塗布する処理もいつかやってみたい.
十分に防水塗料が乾燥したら,テプラ SR3500P で作成したラベルを貼る.板が濃褐色なので,透明地に白文字のテープを使用した.本当は 24mm幅 36mm幅のテープを使いたいのだが, SR3500P は 18mm 24mm テープまでしか使えないのが残念である.その代わりフォントはPCに入っているフォントが使える.(取り消し線部分は 11/12 16:10 に訂正)
今回は,通販では 24mm 幅テープはツヤ消しテープしか売られておらず,光沢テープが入手できなかったので,18mm の光沢透明テープを使用した.(下線部分は 11/12 16:10 に追加)
テプラは耐水性がないので,その上から透明保護フィルムを貼る.エーワン(株)の「屋外でも使えるサイン吸着シート 31042」というものである.
最後に玄関子機を木ねじで取り付ける.
出来上がりが下の画像である.
単三電池を三本入れた玄関子機はかなり重い.玄関に設置する際は,フックからチェーンで吊り下げ,さらにボード背面を強力粘着テープで接着固定するのがよいと思う.
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