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2014年9月 9日 (火)

減塩食 (一)

 永谷園の『おみそ汁の大革命 野菜いきいき その2 減塩』を買ってみた.
 原材料表示と栄養成分表示を以下に引用する.

【原材料名】
 調味みそ:米みそ,水あめ,鰹節粉,砂糖,昆布エキス,食塩,鰹節エキス,酒精,調味料 (アミノ酸等)
 具:キャベツ,かぼちゃ,おくら,ごぼう,わかめ,ゼラチン,ソルビトール,酸化防止剤 (ビタミンE)

【栄養成分表示】
 1食(19.9g)当たり
  エネルギー 43kcal
  たんぱく質 2.4g
  脂質    0.7g
  炭水化物  6.7g
  ナトリウム 548mg (食塩相当量 1.4g)

 高齢者の食生活では,とにかく減塩をしなければならない.高血圧のリスクを低減するためである.
 半年近く前の四月に,人間ドック学会と健康保険組合連合会が「健康」とされる範囲を緩和した新基準を発表したかのような報道 (朝日,毎日,産経や週刊誌各誌など) があり,他の学会からの厳しい反論にあって人間ドック学会が釈明に追われたのは,まだ記憶に新しい.
 それに関して,週刊文春等が「加齢に伴って血圧は上昇するものであり,これを降血圧剤で下げるのは (脳の血流が不足して) 痴呆をもたらす可能性がある」との説を唱える一部医療関係者の意見を大きく取り上げ,だから高血圧に神経質になることはない,としていたのには違和感を覚えた.
 それは降血圧剤の使い方の問題であって,高齢者の高血圧そのものを肯定するのはおかしいと思う.

 では私の血圧がどうかというと,起床時に収縮期血圧が120mmHgくらい,拡張期血圧が75mmHgほどなので,一応正常範囲ではあるが,日中は上が135mmHgを超えることが多く,もう後がないとは言える.ここはやはり常識的なところに従い,食生活の改善によって,これ以上に血圧が上がって降圧剤が必要にならぬようにせねばならない.
 それにはまず食事の減塩だ.
 心臓のバイパス手術をしてくれた医師の指導によれば,一日の食塩摂取量を10g以下にしなさい,理想は6g以下ですとのことだ.実際にその病院の入院患者の食事は,特段の治療食ではない一般食では,10g以下になっていた.実際に食べてみると,一日に10g以下というのは,まあ普通の味付けの下限をちょっと下回っているかな,というくらいの味である.中華料理屋とか和食店などで外食していたら達成困難な目標といっていい.
 次回から減塩食の具体例を挙げ,永谷園の『おみそ汁の大革命 野菜いきいき その2 減塩』について考えてみる.

(続く)

【関連記事】
減塩食 (二)
減塩食 (三)
減塩食 (四)
減塩食 (五)
減塩食 (六)
減塩食 (七)

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