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2014年9月29日 (月)

焼き飯 (補遺三)

『まぼろしチャンネル』と題した個人サイトがある.管理運営者はアカデミア青木というかたである.

 このサイトのコンテンツ「懐かしデータで見る昭和のライフ」の《第30回 鶏卵は「物価の優等生」? 》に,鶏卵価格と年間購入量の推移に関するデータが掲載されている.記載されている数字の裏をとったわけではないが,これはおそらく正しい.

 このデータを見ると,戦後の都市部における食糧危機を脱したあと,高度経済成長期に世帯あたり鶏卵購入量は増加に転じ,昭和三十年代の後半にピークを打って,以後横這いとなる.

 昭和三十一年の経済白書が《もはや「戦後」ではない》と書いた頃,庶民大衆の家庭では鶏卵は家長の食事にだけつくものであったが,しかし昭和三十年代後半には,家族みんなが卵一つずつを食べることができるようになった.
 こうして私たちの台所にいつも鶏卵があるようになって,焼き飯の時代は終わった.鶏卵とS&Bチャーハンの素があれば,貧しい焼き飯ではなくチャーハンを作れる時代がやってきたのであった.

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