小さな星
マヌエル・ポンセ (Manuel Ponce, 1882年-1948年)はメキシコの作曲家にしてピアニストで,小歌曲“Estrellita”(エストレリータ=小さな星) の作者として有名である.
もう大昔のことだが,私は高校に入学してすぐに軽音楽部に入り,最初の定期コンサートのための曲として『エストレリータ』の譜面を見ることになった.
先輩たちの手垢で黄ばんだその譜面は吹奏楽用にアレンジしたもので,例えば,ちょっとご婦人の手をとって踊りたくなる,こんな軽快な感じ↓であった.(YouTube にはいくつかの部隊の演奏がアップされており,少しずつ編成が異なるので聴きくらべてみるも一興)
M.ポンセ「エストレリータ」 by 自衛隊音楽隊 20090927
以来,『エストレリータ』は私の大好きな曲である.
昭和の頃に人気のあったギター・デュオのロス・インディオス・タバハラスのアルバムに『エストレリータ』の名演を収録したものがあったのだが,今はもう手に入らない.
その他の奏者のものをネット上で探してみると,ギターのソリストからイージー・リスニングのオーケストラに至るまで種々あり,色物にはハワイアンバンドの奏するものまであるのだが,つい昨日ようやく,これぞ『エストレリータ』ですと言いたい演奏を見つけた.
それはミロ・ヘルナンデス楽団の奏する『エストレリータ』
(2016/2/24削除)
それはミロ・ヘルナンデス楽団の奏する『エストレリータ』
(上記のリンクがYouTubeから削除されたため2016/2/24に追記)
(さらにまたYouTubeから削除されたので2016/9/12にリンク抹消)
それはミロ・ヘルナンデス楽団が奏する『エストレリータ』
(不死鳥のように再びアップされたので w 2019/11/11に追記.また削除されるかも)
CDは「EMIプレミアム・ツイン・ベスト/イージー・リスニング・ベスト」に,このミロ・ヘルナンデス楽団の『エストレリータ』が収録されている.
ちなみにこのCD,マイナー楽団の演奏を寄せ集めた全三十曲のうち,聴くに耐えるのはミロ・ヘルナンデス楽団の演奏する二曲のみという珠玉の二枚組みであります.
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