ミネオラ
近所のスーパーの果物売り場に,ミネオラ (カルフォルニア産) という柑橘が袋詰めで積んであったので,買って食べてみた.
私はこいつは初見であるが,三月から五月が季節であるらしい.
調べてみると,ミネオラは別に最近の新しい果物ではなく,1931年にダンカングレープフルーツとダンシイタンゼリンを掛け合わせて作出されたものだというから,知らなかったのは私が迂闊なだけであったかも.好物の静岡県産「はるみ」の親戚筋にあたるようだ.
大きさはL玉の鶏卵くらいで,皮が厚いから中身はずっと小さい.味は,はるみよりも酸味がある.じょうのう膜 (袋) はそのまま食べられる.
昔,石垣純二という高名な医事評論家がいて,この人は「栄養に関しては柑橘類以外は果物ではない」と言い切っていた.
「野菜や果物を摂りましょう」というときの果物は,柑橘類のことだという意味である.
週刊誌 (文春だったかな) で,タレントが一週間の食事内容を申告し,石垣氏がこれを批評するという連載をしていたことがある.
この連載記事では,女優さんなどが,どれほどたくさんイチゴやブドウを食べていても「果物が足りません」と書かれるのが常だった.
私はそんな記憶があるものだから,柑橘類をしばらく食べていないと「最近果物を食べていないなあ」と感じる.
私が子供の頃の群馬県では,柑橘類は温州みかんと夏みかんしか八百屋にはなくて,八朔などが店頭に出るようになったのは中学生時代ではなかったか.
それが今はどうだろう.国産輸入取り混ぜて,一年中なにかしらの柑橘類を食べることができる.
まことに良い時代になったものだ.
で,ミネオラのことに戻る.
ミネオラの皮は軟らかいが,どういうわけか,ポロポロと小さく割れて剥ける.
普通のオレンジよりもめんどくさい.
また前述のように,中身のじょうのう膜は薄く,それは結構なのであるが,少し力を入れると果汁がほとばしるのである.
マーフィー則によれば,ほとばしった果汁は目に入ることになっているが,私は二度も目に命中した.これがミネオラの欠点だといっていいだろう.自分で書いてて意味不明だが.
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