雑多感想 5/4
(一)
健康診断の基準値に関して,日本人間ドック学会と健康保険組合連合会が四月に公表した基準値が,日本動脈硬化学会や日本高血圧学会など他の学会から反発・批判を受けている.
私たち年寄りは,何かしらの体調不具合を抱えて生きているわけで,果してそれが要治療なのかどうかは大きな関心事である.
しかるに各学会は自分が正しいと主張していて混乱状態にあり,この事態は私たちにとって大きな迷惑である.
学会同士の対立に加えて,マスコミ露出の多い例の近藤誠医師も論争に加わり (週刊文春 5/8,15 合併号),もはや何が何だかわからぬ.
これはもう厚労省が研究班を作って調整するしかないのではないか.
ちなみに日本高血圧学会元理事長の藤田敏郎・東京大名誉教授は《140以上が高血圧というのは世界共通》であると朝日新聞DIGITAL (5/3 7:35) のインタビューに答えている.しかし素人考えでいうが,遺伝的資質も文化的社会的環境も食生活も異なる世界の諸民族に,共通の基準値があるということ,それ自体が妙なことではないだろうか.
(二)
いしいひさいち『ののちゃん全集9』(徳間書店) がようやく出版された.
私ら朝日新聞の定期購読者でない『ののちゃん』ファンは,リアル連載からずっと遅れてこの全集を読むのであるが,第9巻で残念だったのは,吉川ロカちゃんが歌手デビューしたという理由でフェイドアウトしてしまったこと.
3中野球部の島田佳代ちゃんも野球部をやめてフェイドアウトし,岡田クンの初恋は終わった.
この二年間の連載では,柴崎商会の人々もほとんど出番なしだった.これで,たまのの市沖の海難事故のお話が再び登場することはないだろう.
サイドストーリーがなくなって,『ののちゃん』は初期の四コマギャグに回帰するのかも.
(三)
漫画『美味しんぼ』が,またまた物議を醸している.(Wikipedia【美味しんぼ】の「問題となった記述」参照)
だいたいこのコミック原作者の雁屋哲は,トンデモ界に名高い渡辺雄二と同類で,根拠を示さない主張が大好きときた.それが今回の福島第一原発に関する風評被害助長問題につながっている.
小学館はビッグコミックスピリッツ(5/19号) の特集記事で,言い訳または反論を掲載するらしい.きっとその号の売上は普段より増加するであろう.福島県民の不幸で飯を食えるとは,雁屋も小学館もまことにご同慶の至りである.
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