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2014年4月 4日 (金)

大槻先生 乞御自愛

 電磁波プラズマについての研究で一般人にもよく知られている早稲田大学名誉教授の大槻義彦先生というかたは,専門外のことについて学部学生並みの知識レベルで脊髄反射的に発言することがあり,それがあるためにトンデモ学者の仲間にカウントされてしまうことがある.
 よく知られた失言としては,例の「ミステリーサークルはプラズマによるものだ」がある.
 これで大恥をかいたあとは,さすがに「何でもかんでもプラズマ理論」は影をひそめたようで,今回の理研小保方研究員 (以下,小保方) が起こしたミステリーについては,プラズマとの関連を論じていない.(笑)

 ただし専門外のことについて無茶苦茶なのは相変わらずで,ご自身のブログ『大槻義彦の叫び』で小保方事件について,ちょっとアレな発言を続けていらっしゃる.

 以下,《》は 3/16 のブログの,福岡伸一先生を批判した記事から引用.
何でもいい。STAP細胞がたしかに作られた、としたらこれはノーベル賞モノである。Howがなかろうが、写真や文章の丸写しがあろうが、ともかくこの細胞が本当に存在すれば文句はない。
 次は,理研の調査委員会報告のあとに書かれた 4/2 の記事から.
大事なことは『STAP細胞が本当に作られたかどうか』である。これこそ『最終報告』であるべきだ。それがまったくないのだ。

 この発言から推測するに,大槻先生は,小保方のネイチャー論文掲載直後からネットワーカーたちが議論してきた内容を理解されていないようだ.
 もちろん理研の調査委員会の最終報告についても,チンプンカンプンなんだろうと思われる.
 特に 4/2 の記事はひどい.
 調査委員会は,小保方が実は STAP 細胞,STAP 幹細胞を作る実験をしていなかったようだとの心象を得たのである.
 従って《大事なことは『STAP細胞が本当に作られたかどうか』である》なんてことは議論するまでもないことなのである.
 大槻先生は委員会報告のどこを聞いてそのように書いておられるのだろう.
 調査委員会は,小保方の人格否定になることを注意深くさけるために,喉から出かかる「妄想」だとか「虚言癖」を飲み込んでいるのである.
 野依理事長が何故にマスコミのカメラの前に屈辱的に頭をさげたか,それを考えれば,大槻先生の軽率な発言はないはずだと思うのだが,これまた脊髄反射発言なのだろう.

 ちなみに,大槻先生の二つの発言は,某巨大掲示板で子供たちがワアワアと騒いでいることの引き写しだ.orz
 ソースは巨大掲示板だと書けばいいのにと思う.

 で,今や大衆向け小保方擁護陣 (=「悪いのは理研」論) は,一方に武田タレント教授がいて,もう一方に大槻先生がいるという形になってしまった.
 このような悲しい状況のもとで,若山教授の真摯な反省,山中教授の抑制の効いたコメントとともに,シカゴ大学の中村祐輔教授のコラムにも私は感じ入った.
 超一流の研究者はさすがに違う.
(中村先生のコラムは,Yomiuri Online の連載コンテンツ「シカゴから」で読むことができる)

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