大雪のあとサラダを買いに
先週土曜日からの大雪が,物流に大打撃を与えているようだ.
昨日の仕事帰り,駅ビルの地下でなにか夕食にするものを探そうと立ち寄ってみた.
各種揚げ物,煮物,焼き物など,たくさんある惣菜店は,一店を除いてもう通常営業に戻っていた.
その一店とはサラダのRF1である.
RF1のショーケースはからっぽで,「雪のために入荷がありませんでした」と書かれた紙が貼ってあった.
このデパ地下には真正面から競合する柿安ダイニングもあって,こちらは色とりどりのおいしそうなサラダがショーケースに満杯だった.
RF1の食材加工工場は静岡県磐田市にある静岡ファクトリーだ.
静岡ファクトリーの生産システムはジャスト・イン・タイムであり,契約農家などから毎日,野菜をはじめ様々な食材が運び込まれる.
ここで加工された野菜類が各店舗に搬入されてサラダに仕上げられるのだが,これもジャスト・イン・タイムだ.
従って今回のような事態になると,たちまち傘下各店の営業が止まってしまうことになる.
ただ、この地下フロアには同じロックフィールドの神戸コロッケも出店していて,こちらは全面的に営業が停止していないところをみると,加工済食材の静岡東京間の輸送よりも,静岡ファクトリーへの食材搬入が止まっているのかも知れない.
いずれにせよRF1の生産システムは,消費者が食品を求めているときに供給できないということが露呈してしまった.
一方,いつもと違って柿安にはお客が列をなしていて,販売員の少女の顔は晴れやかであった (ような気がする).
私はいつも柿安より高いRF1でサラダを買っていたのだが,昨日は初めて柿安のグリーンサラダとポテトサラダ,それとマリネを購入してみた.うん,なかなかおいしいじゃないか.これからは柿安でも買うことにしよう.
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