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2014年2月 1日 (土)

電子貸本屋の閉店

 私は電子書籍のユーザーではないので知らなかったが,ローソンが2011年7月に開始した電子書店「エルパカBOOKS」が2014年2月24日でサービスの提供を終了するという.(ただし「エルパカBOOKS」は紙と電子の両方を扱うサイトで,撤退するのは電子書籍サービスのみ)
 ローソンはユーザーが購入した電子書籍相当の金額を Ponta ポイントで三月中旬ごろまでに返金する考えだと伝えられる.

 電子書籍でダウンロード型の販売があるのかどうか知らないのだが,ローソンのようなクラウド型の電子書籍ビジネスは要するに貸本屋であって,事業者が撤退すれば借りた本は返却が必要であり,当然読めなくなってしまうことになるわけだ.

 書籍ではないがレーザーディスクとかビデオのベータとかは今でも負け組消費者のあいだの語り草だし,あるいはソニーの電子手帳事業撤退なんぞは詐欺のようなものだった (私は今思い出しても腹が立つ) から,Ponta ポイントで返金するというローソンは誠実だと思う.
 ま,消費者を騙すようなことをすればローソンのビジネス本体にダメージがあるから,誠実に敗戦処理しなければならぬわけだが.

 さて巨大掲示板で,このローソンの撤退がどう受け止められているかを読んでみた.
「紙の本が最強」「自炊が最強」「どうせ楽天もいずれ撤退するから,Amazon が最強」という反応が多い.
 いずれも同感.
 愛蔵したい書籍は買う.中身のデータを保存すれば捨てても良い本というのがあって,それは自炊して pdf 化する.一度しか読まないようなコミック類は Kindle でいいだろう.(実は Kindle を買いたいと思っている)

 いま通勤時に三上延『ビブリア古書堂の事件手帳 第五巻』を読んでいる.
 登場人物の一人,ホームレスの志田は新潮文庫の小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』を何度も繰り返して読んでいる.
 私にはそれほどの愛蔵本はないが,とっておきたい本はある.
 昔は,思い入れのある書籍でも置き場所がなければ手放さざるを得なかったが,今は古本屋に売るくらいなら自炊するという手段があり,これはありがたいことだ.
 今部屋にある本棚が本であふれてきたら (あと一段しかない),専門書の電子化を始めようと思っている.

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