米飯給食の暗部
「雑多感想 2/19」の (一) に,《大阪市鶴見区内の市立小学校に勤務している五十代の女性給食調理員が,同僚の女性アルバイト職員に給食用の米約五十キロ(七袋) と食塩一キロの合計三万円相当を持ち帰らせたことがわかり,市は今日にも,この女を停職の懲戒処分にするという》と書いたときに何となく違和感があったのだが,昨日ようやくこの事件の妙な点に気がついた.
それは,この女が盗んでアルバイト職員に与えたとされる米の量と金額に不審な点があることだ.
塩一キロの金額はネグルとすると,盗まれた米の価格は六百円/キロとなる.
通販で売られている (すなわち本物かどうかはわからない) 平成二十五年産の新潟魚沼産コシヒカリの一番安いやつが買えないこともないキロ単価である.(笑)
大阪の市立小学校の米飯給食に使用する米は,仮にブランド米であるとしても,もちろん大量に購入するわけだから一般の価格よりも安いと思われ,そうするとこの盗人調理員が窃盗した米は,給食用の米とは別物 (別会計) であることになる.
昨年発覚した給食調理員たちの横領・窃盗事件では,炊事する調理員たちが総員グルになって犯行におよんでいた.
今回もその気配がある.
泥棒女に盗まれた米はもっと多いはずである.五十キロどころか,数百キロは盗られているのではないか.
とても一家族では食いきれぬ.(爆)
また学童給食用とは別の米を購入するとなると,この犯行は調理員たちだけでは難しいのではなかろうか.
もう一つの違和感.
アルバイト職員はただちに解雇された.これが一昨年の夏のことであった.
主犯の調理員も普通であればただちに懲戒解雇であるが,大阪市はなぜかこの調理員は処分せず,事件も公表しなかった.しかるに一年半後にようやく,しかも解雇ではなく停職処分にした.
事件が発覚したときに解雇できなかった何らかの事情があったのかと疑われる.この事件,単なるコソ泥の盗みではなかったのではないか.
それにしても,この件でネット上をうろついていたら,大阪市の給食調理員の年収は八百万円だと掲示板に書かれていた.
上場企業の部長クラスということになる.
ほんとかどうか知らないけれど,ありそうな話ではある.大阪市長の見解やいかに.
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