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2014年2月 4日 (火)

古書の購入

 先日の記事「電子貸本屋の閉店」(2/1) に「古本屋に売るくらいなら自炊」と手拍子で書いてしまったが,実は私はたまに古書店で本を手に入れることがある.
 以前は新刊本しか買わなかったし,今でも新刊と中古があれば新刊の方を買うが,ネット古書店のサイトを閲覧していると,絶版になってしまった書籍が出品されていることが多々あり,古書店とはありがたいものだと思うようになった.
 最近では故・荻昌弘の名随筆『男のだいどこ』のハードカバー版を購入して再読した (これは,不定期に連載している「ハムとは何か」を書いているうちに,荻昌弘が『男のだいどこ』の中で塩蔵牛タンの自作について記していることを思いだし,亜硝酸ナトリウムに関してどのような考えを持っていたかを確認したかったからである).

 三上延『ビブリア古書堂の事件手帳』には,最近の古書店は以前からのカタログ通販の他に,ネット通販にも力を入れているように書かれている.
 多くの人が私と同じだと思うが,なかなか古書店にでかけて欲しい古書を探す時間をつくりにくい.
 また古書カタログ通販は慣れないと敷居が高いだろう.
 そこにいくと,ネット上の古書検索サイトはとても便利である.
 これは,多少のタイムラグはあるだろうが,リアル古書店の在庫をほぼ反映していると思われ,検索してみて在庫がないようであったら,その時点では販売されていないのだと思うしかない.

 古書検索サイトで珍しい専門書をみつけて発作的に買ってしまうこともある.
 もう何年も前のことであるが,私は『暫定標準食品輸入食品栄養価分析表』(昭和二十二年刊) と『日本食品衛生史(大正・昭和前期編)』『日本食品衛生史(昭和後期編)』(共に昭和五十七年刊) を購入した.
 前者は我が国の食品化学と栄養学に関する戦後史の重要な資料であり,後者の二冊は,今でも有用な食品衛生学史の貴重な書籍である.
 こういう類の書籍は,自炊なんかしちゃいけないなと思う.私がもうろくして,もう再読する必要がなくなったら古書店に売って,必要とする人の手に渡るようにするべきだろうと思う.

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