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2013年11月 6日 (水)

果物の理想型

 ブドウは食べるのがめんどくさい.そう長年にわたって思い続けて敬遠してきたが,間違いだった.
 先日,スーパーで皮ごと食べられるブドウというものを買ってきた (品種名を失念したので以下に「皮ごとぱりぱりブドウ」と記す).ざっと水洗いして一粒口に放り込んでみたら,これが甘い.渋くない.おまけに種がない.目から鱗とはこのことだと思った.

 ブドウの品種といえば昔からあるデラウェア,おいしいけれど皮をむかなければならない巨峰,気軽には買えない岡山のマスカット(オブ・アレクサンドリア)くらいしか思い浮かばない私は,ここに掲載されているものだけでも「へーっ,色々あるのね」と思った.その中には皮ごと食べられる品種がいくつも載っていて,これまで漫然とブドウ界の外にいたことを後悔している.岡山のマスカットはこれまで通り遠くから拝むだけにするが,今後は皮ごとぱりぱりブドウを親の敵のように食ってやろう.

 私は果物が好きであるが,しかし果物(バナナを除く)はめんどくせー食い物だと思ってきた.その責任の一部は果物側にある.
 例えばスイカを見よ.内側の赤くて甘いところに,嫌がらせのように種が密集している.いったいどういうつもりなのか,小一時間ほど膝詰めで了見をスイカに問いただしたい.
 例えばリンゴ.小さい頃からライオン歯磨に「リンゴをかじると歯茎から血がでませんか?」と言われ続けた私は,歯周病の宣告が怖くてリンゴの皮をむかずにパキッとかじることができない.
 さらに例えばパイナップル.最近の品種は優秀で,昔のものと異なって舌がしびれないが,それでも繊維が歯間に挟まる不愉快な性質は残っている.ニラなんぞと同じクレームを年寄りにつけられて悔しくはないのか,パイナップルの釈明を聞きたいと思う人は多かろう.多くないですか.そうですね.

 というわけで全国の果樹園芸研究者に申し上げたい.イチゴのように外側に種のあるスイカを品種改良で作って頂きたい.それがだめなら,種がおいしいスイカを希望する.
 あるいは皮なしリンゴは作れないものか.ウインナソーセージごときにできることを,リンゴができないのはなぜだ.皮ごとぱりぱりブドウを食いながら,そう思う.

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