言い放題を書き殴る記者
雑誌 SAPIO (10月号)に『「一緒に井戸を掘り、一人で飲む」- 諺でわかる韓国人の国民性』と題した記事が掲載されている.(@nifty ニュースに全文が転載されている)
いわゆる嫌韓を煽る意図のものであるが,中に《ある企業関係者によると、韓国国内に導入された機械設備は、保守点検がいい加減なので日本の半分も寿命がもたないという。会社の備品など「他人の七文」だから知ったことか、ということなのだろう》と書かれている.
ここで SAPIO の当該記事全体の意図については論じない.論じる価値はないと思うが,《保守点検がいい加減なので日本の半分も寿命がもたない》なら,設備コストは日本の二倍であることになる.そのハイコストでも世界で戦える競争力ならば,嫌韓なんぞを煽っている場合か.
記事を書いたら,その文章から得られる結論「韓国産業の設備コストは日本の二倍」が真っ当なものかどうか検証して一言でも触れるのが,ものを書いて飯を食っている人間の義務であろう.
| 固定リンク
「新・雑事雑感」カテゴリの記事
- なぜか熊森協会が静かだ(2025.07.17)
- かつて「名代」は中学生レベルの語彙だった(2025.07.15)
- カモ井「吊るすだけ!」の使用上の注意点(2025.07.13)
- 情報弱者は極右政党の出現を待ち望んでいる(2025.07.07)
コメント