女王の遺言
週刊文春9/26号『見もの聞きもの』で亀和田武が,テレビ番組『ぴったんこ★カンカン』(TBS; 8/30放送)を取り上げて,「地獄もみて、九十一歳まで笑って生きる。みんなを楽しくさせる寂聴さんって、とても魅力的に映る」と書いていた.(私もその放送は見た.別に魅力的とは思わなかったが)
この“女としての地獄を経て,でも結局長生きして,そして今はみんなに愛されている女”.これが中村うさぎをして「寂聴こそがあたしのラスボスなんだ」(週刊文春9/19号)と言わしめた理由である.
今,中村うさぎは集中治療室にいる.
おそらく週刊文春9/26号の『さすらいの女王 破れかぶれの戦法』は,彼女が集中治療室に入る直前に書いたものだろう.それは,「生きろ。おまえの人生は、おまえひとりのものじゃない。これは使命だ。生きろ!」「私は必ず復活する。生き延びて、元気になって、・・・」と書きつつも,「諸君、私が言いたいのは以上である。諸君は私の言葉から何かを受け取ってくれたであろうか。受け取ってくれたならば、それが私の遺言だ。さらば、愛しき読者たち。」で結ばれている.
彼女が買い物依存症であった頃からそのエッセイの読者であった私は,彼女の遺言をしかと受け取ったつもりだ.
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