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2008年3月16日 (日)

語呂合わせ市政

 今日の毎日新聞『余録』から引用.
《差別のない平等社会をいくら誇ろうとしても、白人女性と黒人男性の対決となると、支持者の本音が噴き上がる▲同じ民主党なのにこれほど行き違いがある。本選になれば文化戦争はもっと燃え盛る。米社会に潜むマグマはやけどするほど熱い》
 バラク・オバマ上院議員とヒラリー・クリントン上院議員の選挙戦には,米国社会における人種差別問題が影を落としているという指摘の一節である.
 だとすれば,オバマ対クリントンも民主党対共和党もへったくれもなく,カタカナで書くと似ているからという最低の理由でオバマ候補支持を表明した小浜市の市長と市民の頭の中はどうなっておるのか.オバマ候補の政治的理想や資質に対する共感ではなく,単に駄洒落で支持を表明するとは,それが米国民に対する侮辱であることを理解していないのであろう.お笑い芸人のような振る舞いの前に,小浜市長は『余録』が指摘するところの人種差別問題に関する見識を明らかにしなければならないはずだ.また,自らの良心にかけてこの市長に異議を申し立てる民主主義者は一人も小浜にはいないのであるか.

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