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2008年2月 3日 (日)

商魂恵方巻

 毎年この時期になると不愉快に思うのが「恵方巻」である.食い物を作って売りつける側としては,火のないところに色々と煙を立てて商売しなけりゃならんわけで,そのように一般庶民が無理矢理な商魂に踊らされた典型例がバレンタイン・デーのチョコと,この恵方巻だからである.
 でも私はバレンタインのチョコは許す.例えば少女が,好意を寄せている男の子にチョコを手渡す光景は,想像するだに微笑ましいではないか.また例えばOLが,職場のおやじ上司の机の上にチョコを放り投げるようにして置いておくという光景もうるわしい.少し違いますか.そうですか.
 だが恵方巻は断じて許さぬ.恵方巻を食えとウチの社長に命じられても私は従わない.なぜかというと,全然微笑ましくないからである.太巻きにかぶりついているのを横から見ると,間抜け以外の何者でもない.下品でもある.女性達は恵方巻の不買運動に立ち上がるべきである.かなり違いますか.そうですか.
 その恵方巻だが,九州は博多辺りで妙なものが流行っているとか.クレープ,ロールケーキ,和菓子,サンドイッチにも 恵方巻が登場したと asahi com 2008/2/3 に出ていた. その asahi com の記事で,武野要子・福岡大名誉教授(御専門は貿易史)という方が《博多は日本最古の国際貿易都市で、町人たちは外来文化を採り入れ、育ててきた。そうめんやまんじゅうも唐菓子を博多で変化させ、定着した。そんな伝統が今も生きているのでしょう》とコメントしておられるので,爆笑した.
 恵方巻と外来文化の変化・定着とに何の関係があるのか,私にはまったくわからぬ.この名誉教授は恵方巻がどんなものだか,ご存知ないのではないか.
 と,ここまで書いてフト思ったのだが,小倉トーストの発症の地,違う,発祥の地である食の魔境・名古屋はどうなっておるのか.喫茶店のモーニング・サービスかなんかで,とんでもない恵方巻が既に提供されているのではないか.私は名古屋に出張する機会がないので確かめる術のないのが残念である.

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